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背景

いいキャッチャーの条件(フレーミングの考え方)

 優秀なキャッチャーの条件、一口にいろいろあると思いますが

今回は審判目線から


先日、某リトルシニアの審判の方と30分ほど立ち話 先日の日本シリーズのジャッジなんかも含めて、いろいろと情報交換、その際に話題になったのがいいキャッチャは『審判から信頼を得られるのが上手』というものでした。

 もともとストライクゾーンは『ベース上を、打者が打撃姿勢をとった時の肩と腰の上部の中間点から膝の下部を通過した立体的な空間』というあいまいなもの


 その解釈はその時の球審によってさまざま、さらに人の目がそれを見極めるわけでミスも当然ある。野球選手にはそれぞれの感覚のストライクゾーンがありますからひと試合を通して、自分のストライクゾーンと審判のストライクゾーンには相違があり、すべての投球がキャッチャーの納得のいくストライク・ボールではありません


 さらにきわどいコース、きわどい高さのものは審判も内心はストライクとコールしたけど、ボールとコールしたけど実際はどっちだろうというものもありますから(ゲーム中は態度には出しませんが試合終了後の反省会などではゲームを振り返って確認をします)

キャッチャーにとって、その日のストライクゾーンを探る作業は一苦労であると思います


アマチュア野球はプロ野球やメジャーリーグのテレビ放送のようにリクエストがなければリプレイを見ることもできませんので、ほぼ審判が下した判定どおりに試合は進みます。

当然、このことはキャッチャーも理解した上でゲームを進めていくわけですが、


ここで上手いキャッチャーとそうでないキャッチャーとの差がでてくると思います。

上手なキャッチャーはキャッシングで審判からの信頼を得られます。


 近年は某ユーチューバーさんの影響もあってか『フレーミング』をするキャッチャーが増えましたがフレーミングの解釈を、キャッチャーからみてボールだと思われるコースや高さをの投球をミットを動かすことでストライクゾーンに見せる技術という考えがひとり歩きします。

 審判目線からすると逆で捕球位置が審判からみて見やすいところで捕ってくれるキャッチャーを信頼し、あからさまなフレーミングは時として審判を欺く行為ととらえミットを動かす動作が確認できた際にはボールだから動かしたんでしょ?という印象を与えてしまい、ストライクにしたい行為が実は逆効果となります。



 

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フレーミングはもともとは『投手の気持ちをのせる』ために捕手の要求通り、投手が狙って投じたコースにきているかのように投手が感じるようミットを動かさず捕球位置で捕っているように見せる『ビタ止め』だったはずですが、いつのまにか審判の眼を欺く技術となってしまっている。

 捕球位置が後方の審判にしっかりと見える位置でミットを捕球後に動かさないように捕球することを心掛ける方がストライクをとってもらえることが多いと感じます

球審にしっかりと捕球位置を見せ、球審に判定を委ねる姿勢で捕球することで審判から信用を得られ、野球の試合において審判から信頼を得られるプレーをしてチームにとってマイナスとなることはないと思います。

 




 
 
 

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